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学习·高一 · 言語文化

動詞 · カ変・サ変・ナ変・ラ変

四種の変格活用を本文で判別する。カ変の未然形が二つある理由、サ変「す」とハ行四段「給ふ」のちがい、ナ変を上一段と誤る罠、そして本文で最も多く現れるラ変四語を公版の文で固める

Step 1 / 21 · 概念 · 必修小テスト 0/6

なぜ「変格」と呼ぶのか

頻出度 ◎。高二の助動詞に進む前に、ここを本文で反応できるようにしておかないと品詞分解が毎頁止まります。

四段・一段とのちがい

四段と一段は、五十音図の一列を規則的に動くか、語尾が動か不动かの違いでした。変格はどちらも当てはまりません。一部の形だけが不規則に跳ねるので「変格」です。たとえば「あり」を五十音図で動かすとこうなります。

アイウエ
あらありあり・ありあれ

ウ段に二つ並びます。四段ならウ段は終止形と連体形を共有するので同じ音が二つ並ぶのは当然ですが、ラ変ではイ段にも連用形がおり、ウ段の二つと区別がつかなくなります。だから表を別枠で覚えるしかない。

なぜ語数が少ないのに頻出なのか

変格四種は合計しても十語に満ちませんが、その中の「あり・をり・侍り」は文末に最も多く立つ語です。「〜けり」「〜たり」の直前に必ず来て、時制と状態の判別を左右します。逆に「死ぬ・往ぬ」は二語しかなく、それでも「死にける」は物語の定型です。だから語数の少なさと出現頻度はまったく別問題だというのが、この課の前提になります。

書庫にある実例

「古典探究」日記文学の嚆矢と「なり」の識別

土佐日記門出去阅读 →

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。

男もするという日記というものを、女もしてみようとしてするのだ。

本課の要点:「すなる」= 終止形接続 → 伝聞「なり」/「するなり」= 連体形接続 → 断定「なり」。接続で識別する典型例