三十一音の取り方、枕詞・序詞・掛詞・縁語の働きを、蔵書にある古今集・万葉集の表記で実演する。歌番号ではなく語の働きで読む訓練として、和歌を古文の応用問題にする
Step 1 / 21 · 概念 · 必修小テスト 0/6
頻出度 ◎。共通テストでは和歌が本文として出ます。散文に強い人でも和歌で点が落ちるのは、和歌が語順を意図的に崩す文体だからです。
百人一首は藤原定家が小倉山庄で撰んだ百首の歌合集で、一枚の色紙に書かれることを前提としていました。だから
という枠の設計が意味を持ちます。散文なら不要な語が、和歌では音数を埋めるために入っている。だから「掛かっている語」と「音のために置かれた語」を分けて読む必要があります。
よく知られた百人一首の五首(天智天皇「秋の田のかりほの庵の」、持統天皇「春過ぎて夏来にけらし」、柿本人麻呂「あしひきの山鳥の尾の」、額田王、山部赤人ら)は音数と語順の教材として本文に触れますが、品詞分解と修辞の実習には蔵書の原文を使います。このアプリの書庫には万葉集と古今和歌集が入っており、百人一首に採られる系統の歌も、より古い表記のまま読むことができます。
同じ内容の歌でも、古今集の仮名遣いで読むと歴史的仮名遣いの生きた教材になります(「冬そ」は現代仮名では「冬ぞ」、「思へは」は「思へば」)。歌を暗記するより先に、この表記の違いを音読できることを狙います。