軍記物語の位置と『平家物語』冒頭の有名な一節。無常観の思想と、和漢混交の文体を読む。
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軍記物語は、保元・平治の乱から源平の合戦へと至る武士の興亡を語る物語の群れです。『平家物語』はその代表で、平家一門の栄華と没落を、仏教的な無常観を響かせながら描きます。
文体の特徴は和漢混交文。漢語の緊張したリズムに、和文のやわらかな語みを織り交ぜ、さらに琵琶法師が語り物として琵琶を弾きながら語ったという伝承を持つ、音の文学でもあります。試験では冒頭の「祇園精舎」の段が語彙・内容両面の定番です。