美しい・面白い・悲しいが通じない単元。うつくし・をかし・かなし・あはれ・あさまし・いみじ・うらむ・やむごとなし を本文で確認し、現代語の意味をそのまま当てる誤訳の型を潰す
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頻出度 ◎。文法を完璧にしても、単語の取り違え一語で現代語訳の選択肢が全部はずれます。共通テストの古文は、文法の知識より語彙の誤解で落とす人のほうが多い試験です。
知らない語は辞書を引きます。事故が起きるのは、現代語と同じ形・同じ読みなのに意味がちがう語です。
| 古語 | 現代語で連想する意味 | 古文での意味 |
|---|---|---|
| うつくし | 美しい | かわいらしい、愛らしい |
| をかし | 面白い | 趣があり優秀だ、すばらしい |
| かなし | 悲しい | しみじみ心が動く、すばらしい |
| あさまし | 情けない・下品 | あきれる、驚嘆する |
| うらむ | 恨む | 残念がる、くやむ |
五語のうち「あさまし」は旧版のこの課で浅はか・軽率と解説されていました。本文に現れる用例はすべて驚嘆の意で、この解説は誤りです(次の段で実文を確認します)。この課は暗記表ではなく、自分の語感を疑う訓練として作ってください。
語彙は五十音順より意味の場合一覧のほうが定着します。とくに感情・評価を表す語は、平安の美意識(をかし・あはれ・ゆかしい)が乗っているため、現代日本語の感情語とは座標がちがう。場合一覧でまとめて扱うのが最短です。