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学习·高二 · 古典探究 I

助動詞「つ・ぬ・たり・り」— 完了・存続

4 助動詞の接続と使い分け。り の接続(せり/已然形+り)と「〜けり」の二重判別は必暗記。公版の原文で実演

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なぜ完了に四つの語が要るのか

頻出度 ◎。

なぜ四つの語が要るのか

現代語の「〜た」はちがう二つの事実を同じ形で言います。「書いてしまった」(だれかが意図して終えた)と「花が咲いてしまった」(人の意向とか関係なく結果が残った)。古文ではこのちがいを助動詞の選び分けで明示します。つ・ぬ・たり・りはその分担を担う四語です。

さらに四語は「完了」(動作が終わったこと)と「存続」(終わったあと状態が残っていること)も分けます。現代語の「〜ている」が進行と結果状態を混ぜるのに対し、古文は「書きたり=書いて手元にある」を独立した語で言い切ります。

最初に気づくべき点は、この四語が動詞の意味を強めるのではなく話者の視点を選んでいるという事実です。同じ出来事でも、つ を選べば「やり遂げた」、ぬ を選べば「気がつけばそうなった」と読めます。だから訳すときも「だれが終えたのか」を先に決めると迷いません。