已然形要求の「ば」「ども」を打消・形容詞・助動詞の已然形と突き合わせて識別し、連用形接続の「て」「つつ」と訳の方向(順接・逆接・並列・継続)を本文で決める
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頻出度 ◎。古文の文章が続いて見えるのは、ほぼこの語たちのおかげです。そして現代語話者が最も間違えるのもここです。
現代日本語の「ば」は仮定です(行けばわかる)。ところが古文の「ば」は已然形に付いて、確定した条件を作ります。すでに起きたことを前提に次の話を出す語なので、訳は「〜したので/〜すると」であり、「〜するなら」ではありません。
| 語 | 接続する形 | 訳の方向 |
|---|---|---|
| ば | 已然形 | 確定順接(〜ので/〜すると)/仮定 |
| ども | 已然形 | 逆接(〜けれども) |
| て | 連用形 | 順接(〜て)/理由・軽視 |
| つつ | 連用形 | 並列・継続(〜しながら) |
前を見るか後ろを見るかで二組に分かれます。ば・どもは前に已然形を要求し、て・つつは前に連用形を要求します。つまり接続助詞の判定は、接続助詞そのものではなく前側の活用形の読みなのです。
已然形とは「すでにそうなった」を表す形でした。だから已然形+ばは「すでにそうなったので」という確定の条件になります。逆に仮定(まだそうならない)なら未然形に「ば」が付き、訳も「〜するなら」に変わります。同じ「ば」が二つの顔を持つのはこのためで、判断は常に前の一文字で決まります。