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学习·高三 · 古典探究 II

和歌の修辞法 · 掛詞と縁語

一語に二つの音を掛ける掛詞と、上の語から連想される語を寄せる縁語を、古今集・万葉集の公歌で判別する。景物の描写が情へ転がる仕組みとして読み、訳に両方の意味を残す訓練をする

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一語に二役を負わせる理由

頻出度 ◎。三十一音に複数の話を収めるため、和歌は一つの語に二つの意味を立てる技法を発達させました。それが掛詞と縁語です。h3-1 の枕詞・序詞が掛かりの問題だったのに対し、こちらは語が担う内容の数の問題になります。

技法仕組み訳の扱い
掛詞同音の二語を同時に指す両方の意味を残す
縁語上の語から連想される語を寄せる連なりとしてひと続きに訳す

掛詞の見本

竜田河錦おりかく神な月しくれの雨をたてぬきにして

「錦」は散り積もって川面を染める紅葉と、織物としての錦の両方を指します。どちらか一方に決めず、「錦を織り隠すような」と二重に残すのが作法です。

縁語の見本

山里は冬そさひしさまさりける人めも草もかれぬと思へは

「草」の縁で「かれぬ」を選び、さらに人の世の気配まで枯れたと言います。縁語は単一の語ではなく、連なって一つの気分を作る技法です。

なぜこの二つを分けるのか

掛詞は音の一致、縁語は意味の連想です。掛詞は二つの意味を同時に成立させ、縁語は語と語を系で結びます。訳で片方だけ拾う、または個別に訳すと、歌のリズムと情の転がりが消えます。

書庫にある実例

「古典探究」和歌の表現技法を実作で読み解く

万葉集巻第十一去阅读 →

あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む

山鳥の垂れ下がった長い尾のように、長い長い夜をひとりで寝るのだろうか。

本課の要点:枕詞「あしひきの」(→山を導く、訳さない)+ 序詞「山鳥の尾のしだり尾の」(→ながながしを導く、訳す)の二重構造

古今和歌集巻二・春歌下去阅读 →

花の色はうつりにけりないたつらにわか身世にふるなかめせしまに

桜の色はすっかり色あせてしまった、むなしく私が世を過ごし、物思いにふけっていた間に。

本課の要点:掛詞「ふる」=「降る(雨)」+「経る(時が経つ)」/「ながめ」=「長雨」+「眺め(物思い)」